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みんな、早く良くなれ!!




ちょっと気持ちに余裕が出来たので、今日は週刊Gallopの原稿を二本脱稿♪♪


余裕が出来てくると、一日中こんなに涼しいところで、きっちり食事して、シャワーして、綺麗な看護師さんにシャンプーしてもらって、オリンピック観て……っていう入院生活が、むちゃくちゃ申し訳なく。



手術が終わり、痛みも引いて、あとは眼の回復を待つばかりって状態になると、入院生活は突然天国(禁煙を除けば)になります。



そうすると、当然、お店を守ってくれている哲也に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになるのです。



まあ、ジタバタしても仕方ないから、しっかり治すのが僕のいまの仕事なんだけれど……。


部屋は4人部屋で、偶然いま、僕以外の3人は10代20代の若い男の子ばかり。



みんなとてもいい子です。



話を聞けば驚いてばかりです。

隣のベッドのS木クンは、左眼網膜剥離手術。しかもなんと左眼2回目! しかもしかも再剥離じゃなく、左眼の違うところが剥離。 「僕は網膜剥離になりやすいらしくって」……。

そして彼は、もともと右眼が不自由なんです。
だから、唯一見えている左眼を手術すると、術後視力が回復するまでなにも見えない。
2週間くらいのあいだ、なにも見えない状態でのうつむき生活(網膜剥離手術は硝子体を取ってガスを入れるため術後2週間くらいは24時間うつむいてなくちゃならない)は、想像を絶するくらいに孤独で辛いものだと思う。

でも彼は、愚痴ひとつ言わず、看護師さんに介護してもらいながら、黙々と生活しています。


男らしいなぁと思うのです。



僕も5年前に網膜剥離の手術を受けてるので、うつむき生活の辛さは知っている。
けれど、当然僕は右眼が見えたから、うつむきで歩きながら結構うろうろしていた。

トイレも自分でうつむき歩いて行ったし、シャワーも一人でうつむき入ってた。 あげくの果てにうつむき歩きながらこっそりコンビニへ競馬新聞買いに行ったのを見つかって、こっぴどく叱られたりもした。



けれどS木クンは、トイレとシャワーと診察、それと食事の時に、看護師さんに介護してもらって起き上がる以外は、ずーっとベッドでうつむいて寝ています。


そのいさぎよさったら…… (*ToT)



向かいのベッドのK原クンは、先月右眼網膜剥離手術をして一旦退院。 そして昨日、今度は左眼網膜剥離手術のために入院して来ました。
聞けば、生まれながらの眼の病気で、この夏休みを利用して、一気に両眼とも網膜剥離手術をするんだと……。



斜め向かいのHしクンは、糖尿病性網膜症で毎食事前にインスリンを打ちながら、血糖値を計りながらの眼の治療。脚が不自由で、車椅子。




なんだかね……、 神様、いったいどうなっているんスか? って思うのです。



みんなホントに誠実で、明るい、普通の男の子たちです。



どうして一人の、こうしてちゃんと生きている男の子に、二つも三つも、2回も3回もしんどいことを課すんだろう……。



なんだか、理不尽だな……。




今日の言葉――― 「人に接する時は、暖かい春の心。 / 仕事をする時は、燃える夏の心。 / 考える時は、澄んだ秋の心。 / 自分に向かう時は、厳しい冬の心。」 鮫島輝明





風景 松田正弘

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