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54回目の……。


今日、3月8日は親父の54回目の命日。

毎年そうしているように、ランチ営業終えて、バイクで東大谷さんまでお墓参りへ。

こんななんでもない日の、しかも閉門前は、人もおらず静寂に包まれた境内でした。

親父は37歳の若さで突然この世を去りました。僕は小学校へ入学する前の5歳、姉は8歳、母は33歳でした。

以降、姉が結婚するまでの20年間ほどを、僕たち三人は、文字どおり肩を寄せ合うようにして暮らしてきました。


親父の命日が来るたびに、自分の年齢を想い、やれやれ、親父よりもう21年も長生きしているなあって思います。

ずっと昔、同じく幼小期に親を亡くした同級生のベソと、幼くして親を失った者は独特の死生感を持っているんじゃないか、という話をしたことがあります。

ひょっとすれば僕のこの、生に執着していない感覚はそのせいかもしれない。
決して投げやりな気持ちではなく、いつ心臓が止まってもべつにいいよ、ってずっと思って生きてきました。

親父が逝った年齢、40歳前あたりから、心の底で、もうじゅうぶん生きたよ、って感じています。

ただ、3年前に姉が逝ってしまったときの母の様子を見てから、1分でも母よりは長く生きていなくちゃ、と強く思うようになり、今はそのあたりが少し変化しています。

母は、親父が逝った翌日から今日までの54年間、毎朝親父に向かって、「早く迎えに来て」って頼んでいるそうです。
これはもうほとんどコントで、頼めども頼めども一向に親父は母を迎えに来ず、母はとうとう86歳です(*≧∀≦*)

「たぶんあっちで綺麗な若い彼女でもおるんやで」と、いつも僕はそう言います(^-^;

でも3年前に姉が突然逝ってしまったから、親父にしたら予想外の我が娘の登場に、若い彼女となかなかに気まずいことになっているんじゃないかと、男としてちょっと心配などもしているのです(^-^;


とにかく、親父のお墓参りのときはいつもそうするように、今日もただ一点、母の健康だけをお願いしてきたのでした(^-^)



風景 松田正弘



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